アルファードの購入を検討しているあなた、「税金っていくらくらいかかるんだろう?」と気になっていませんか?高級ミニバンの代名詞とも言えるアルファードは、車両価格だけでなく、維持費も気になるところですよね。
この記事では、アルファードにかかる税金のすべてを、自動車ライターの私が徹底解説します。年式や排気量、ハイブリッドかガソリン車かといった条件別に、具体的な税額の目安を一覧表で分かりやすくまとめました。
これを読めば、アルファードの維持費がどれくらいかかるのか、具体的なイメージを持つことができます。
【この記事で分かること】
- アルファードの税金が高く感じる理由と、税金の種類
- 年式や排気量、グレードによる税額の違い
- ハイブリッド車とガソリン車でどれくらい税金が変わるのか
- 最新モデル(40系)の税金優遇措置と古いモデルの税金増額
アルファードの税金は高い?まず知っておくべき基礎知識
アルファードの税金が高いと感じるかどうかは、どの車と比較するかによって変わってきます。軽自動車やコンパクトカーと比べれば、排気量が大きく車両価格も高いため、当然税金は高くなります。
しかし、同クラスのミニバンや高級セダンと比較した場合、決して特別に高いわけではありません。重要なのは、アルファードにかかる税金の種類と、それが何によって決まるのかを正確に理解することです。
自動車税とは?排気量で決まる基本の税金
自動車税は、自動車を所有している人が毎年支払う地方税です。自動車税の額は、主にエンジンの排気量によって決まります。排気量が大きくなればなるほど税額も高くなる仕組みです。これは、アルファードのような大排気量エンジンを搭載する車にとっては、税負担が大きくなる要因の一つです。
この税金は、毎年4月1日時点での車の所有者に対して課税されます。納税通知書は5月上旬頃に送付され、原則として5月末日までに支払う必要があります。納付を怠ると延滞金が発生したり、車検を受けることができなくなったりするため注意が必要です。
また、年度の途中で車を購入した場合は、月割りで税金を支払います。例えば、8月に購入した場合、9月から翌年3月までの7カ月分を納めることになります。
アルファードのガソリン車は、主に2.5L(2500cc)と3.5L(3500cc)の排気量があります。ハイブリッド車は、ガソリンエンジンとモーターを組み合わせていますが、税金の区分はエンジンの排気量に基づきます。そのため、ハイブリッド車でも自動車税はかかります。
税額は、排気量の区分に応じて段階的に設定されており、1.5L超から2.0L以下、2.0L超から2.5L以下、2.5L超から3.0L以下といったように細かく分かれています。アルファードの場合、2.5Lと3.5Lのモデルが主流なので、それぞれの税額を把握しておくことが大切です。
自動車税(年額)の排気量別一覧
排気量 | 2019年9月30日以前に初回登録 | 2019年10月1日以降に初回登録 |
1.0L以下 | 29,500円 | 25,000円 |
1.0L超~1.5L以下 | 34,500円 | 30,500円 |
1.5L超~2.0L以下 | 39,500円 | 36,000円 |
2.0L超~2.5L以下 | 45,000円 | 43,500円 |
2.5L超~3.0L以下 | 51,000円 | 50,000円 |
3.0L超~3.5L以下 | 58,000円 | 57,000円 |
3.5L超~4.0L以下 | 66,500円 | 65,500円 |
※上記は一般的な目安です。 参照元:総務省|自動車税の概要
重量税って何?新車購入時と車検時での違い
自動車重量税は、その名の通り、車両の重さ(重量)に応じて課税される国税です。この税金は、新車購入時と車検時にまとめて支払うのが一般的です。重量が重いほど税額も高くなるため、アルファードのような大きな車は、軽自動車やコンパクトカーに比べて税負担が重くなります。
新車購入時は、3年分の重量税をまとめて支払います。一方、2回目以降の車検時(初回車検は3年後、以降は2年ごと)には、その車検期間(通常2年)分の重量税を支払うことになります。重量税は、車両の重さが0.5トンごとに税額が加算される仕組みです。
例えば、車両重量が2,000kg(2.0トン)の場合、2.0トンまでの区分が適用されます。アルファードは、グレードや装備によって車両重量が異なりますが、おおむね1,900kgから2,300kg程度の車両が多いため、重量税の区分も変動する可能性があります。
この税金には、エコカー減税という優遇措置があります。燃費基準や排出ガス基準をクリアしている車は、重量税が免除されたり、軽減されたりします。最新のアルファードハイブリッド車は、このエコカー減税の対象となるため、重量税を大幅に抑えることが可能です。
しかし、古いモデルやガソリン車では、減税の恩恵を受けられない場合が多いです。したがって、購入を検討する際には、車両の年式やグレードがエコカー減税の対象かどうかを確認することが重要になります。
自動車重量税の目安(自家用車・乗用車)
車両重量 | 2年間の税額(本則税率) |
~0.5t | 8,200円 |
~1.0t | 16,400円 |
~1.5t | 24,600円 |
~2.0t | 32,800円 |
~2.5t | 41,000円 |
~3.0t | 49,200円 |
※上記は一般的な目安です。 参照元:国土交通省|自動車重量税の税率
環境性能割とは?エコカー減税対象かどうかも確認
環境性能割は、2019年10月に自動車取得税に代わって導入された税金です。車の燃費性能に応じて、取得価額(購入価格)に対して課税される仕組みです。燃費の良い車ほど税率が低くなり、燃費が悪い車ほど税率が高くなります。
この税金は、新車・中古車を問わず、車の取得時に一度だけ課税されます。税率は、車の燃費性能に応じて、非課税、1%、2%、3%といったように段階的に設定されています。
特に、電気自動車やプラグインハイブリッド車、そして最新の燃費基準をクリアしたガソリン車・ハイブリッド車は、非課税または低い税率が適用されるため、購入時の負担を大きく減らすことができます。
アルファードの場合、最新の40系ハイブリッドモデルは、高い燃費性能を誇るため、この環境性能割が非課税となるケースが多いです。一方で、ガソリン車や、古い年式のモデルは、減税の恩恵を受けられず、取得価額に対して課税されることになります。
例えば、取得価額が500万円の車で、税率が3%の場合、15万円の税金がかかることになります。購入するアルファードのグレードや年式によって、この税額が大きく変わってくるため、事前に確認しておくことが非常に重要です。
初年度登録と年式で税金はどう変わるのか
自動車にかかる税金は、初年度登録からの年数によっても変動します。特に、ガソリン車とディーゼル車は、初年度登録から一定の年数が経過すると、税金が重課される仕組みになっています。これは、古い車は燃費や排出ガス性能が現代の基準に比べて劣るため、環境負荷が大きいと見なされるからです。
一般的に、ガソリン車は初年度登録から13年、ディーゼル車は11年が経過すると、自動車税・重量税がそれぞれ増額されます。自動車税の場合、概ね15%程度の増額となることが多いです。
例えば、排気量2.5Lのガソリン車の場合、通常の自動車税が43,500円だとすると、13年経過後は約50,000円に増額されます。また、重量税も同様に増額され、車検ごとに支払う税金が増えることになります。
アルファードの場合、初期のモデル(10系や20系)は、すでに13年を超えている車両も多く、税金が増額されている可能性があります。中古車で購入を検討している場合は、この「増税」のタイミングを考慮に入れておくことが重要です。
最新の40系や、年式の新しい30系モデルであれば、当面の間は増額の心配はありません。しかし、将来的に税金が増える可能性があることを理解しておくことも、賢い車選びのポイントと言えるでしょう。
グレード・排気量によって税額は大きく異なる
アルファードには、様々なグレードがあり、それぞれに異なる排気量のエンジンが搭載されています。この排気量の違いが、自動車税の額に直接的な影響を与えます。アルファードの主要な排気量は、2.5Lと3.5Lです。
2.5Lのモデルは、アルファードの主力グレードであり、ハイブリッドモデルにもこの排気量のエンジンが使われています。一方、3.5Lのモデルは、よりパワフルな走りを求める上級グレードに搭載されています。
自動車税は排気量によって税額が変わるため、2.5Lモデルと3.5Lモデルでは、毎年支払う税額に大きな差が生じます。
具体的には、2.5Lのモデル(2.0L超~2.5L以下)の自動車税は、2019年10月1日以降の登録車で43,500円です。これに対し、3.5Lのモデル(3.5L超~4.0L以下)の自動車税は、同じく65,500円となります。この差額は、年間で22,000円にもなります。
さらに、重量税や環境性能割もグレードによって車両重量や燃費性能が異なるため、税額に影響します。例えば、豪華な装備が追加されたグレードは、車両重量が増し、重量税が高くなる可能性があります。
ハイブリッドとガソリン車で税金はどう違う?
アルファードには、ガソリンエンジンのみのモデルと、ハイブリッドシステムを搭載したモデルがあります。この両者では、税金面で大きな違いがあります。
自動車税
自動車税は、エンジンの排気量によって決まるため、同じ排気量であれば、ガソリン車もハイブリッド車も基本的には同じ税額です。アルファードハイブリッドのエンジンは2.5Lなので、排気量2.5Lのガソリン車と同じ税額になります。
ただし、ハイブリッド車は、燃費性能が優れているため、エコカー減税の対象となり、環境性能割が非課税になるなど、購入時の優遇措置があります。
重量税
最も大きな違いが出るのが重量税です。ハイブリッド車は、高い燃費性能を達成しているため、エコカー減税の対象となります。最新のアルファードハイブリッドは、この減税措置により、新車購入時の3年分と、初回車検時の2年分の重量税が免除されるケースが多いです。
一方、ガソリン車は、減税の恩恵を受けられないため、通常通りの税額を支払う必要があります。
【重量税の比較例(2.0t超~2.5t以下の場合)】
- ガソリン車: 新車時41,000円×3年分、車検時41,000円×2年分
- ハイブリッド車(エコカー減税適用): 新車時0円、車検時0円
このように、ハイブリッド車は、ガソリン車に比べて重量税の負担が大幅に軽減されるため、維持費の面で大きなメリットがあります。長期間乗り続けることを考えれば、この税金の差は無視できない金額になります。
登録から13年超えで税金が増えるって本当?
これは本当です。初年度登録から13年を超えたガソリン車は、自動車税・重量税が増額されます。この制度は「重課」と呼ばれ、古い車の買い替えを促し、環境負荷の低い新しい車の普及を目的としています。
自動車税の重課
ガソリン車は13年、ディーゼル車は11年を超えると、自動車税が約15%増額されます。 例えば、排気量2.5Lのガソリン車は、通常の自動車税が43,500円ですが、13年を超えると約50,000円になります。これは毎年かかる費用なので、負担感は増します。
重量税の重課
重量税も同様に、13年超と18年超で税額が段階的に増額されます。
- 13年超: 通常税額から約20%増
- 18年超: 通常税額から約30%増
例えば、車両重量2.0t超~2.5t以下のアルファードの場合、通常の重量税が41,000円(2年間)ですが、13年を超えると約49,200円、18年を超えると約53,200円に増額されます。
中古のアルファードを購入する際は、初年度登録からの年数を必ず確認しましょう。特に、13年を超えている車両は、購入後の税金負担が大きくなることを念頭に置いておく必要があります。維持費を抑えたいなら、年式が新しめのモデルを選ぶのが賢明です。
アルファード税金の実例と負担感|年式・排気量別の比較表付き
ここからは、実際にアルファードにかかる税金を、年式や排気量別に具体的に見ていきましょう。中古車市場でも人気の高い20系、30系、そして最新の40系モデルについて、それぞれの税額の目安を一覧表で分かりやすく解説します。
【以下で分かること】
- 古いアルファード(20系)の税金はどれくらいか
- 人気モデル(30系)の税額と維持費の目安
- 最新アルファード(40系)の税金優遇措置
- 2.5Lと3.5Lの年間維持費の差額
【200系前期・後期】古い型でも税金は高め?
20系アルファード(2008年~2015年)は、中古車市場でも流通量が多く、手頃な価格で購入できる人気のモデルです。
しかし、古い年式ゆえに、税金が増額される可能性が高いです。特に、2012年以前に登録された車両は、すでに登録から13年を超えているため、税金が重課されていると考えたほうが良いでしょう。
20系アルファードにかかる税金の目安
区分 | 2.4Lガソリン車 | 3.5Lガソリン車 |
自動車税(年額) | 45,000円 | 58,000円 |
自動車税(13年超) | 51,700円 | 66,700円 |
自動車重量税(2年) | 32,800円 | 32,800円 |
自動車重量税(13年超) | 41,000円 | 41,000円 |
※車両重量2.0t以下のモデルの場合。 ※上記の税額は、2025年時点での一般的な目安であり、実際の税額は異なる場合があります。
このように、20系アルファードは、排気量が2.4L(現行の2.5Lに相当)と3.5Lのどちらも、13年を超えると自動車税と重量税が増額されます。
特に、重量税は車検ごとに支払う費用なので、車検の度に「あれ、こんなに高かったっけ?」と感じることがあるかもしれません。購入価格が安いからといって、維持費まで安いとは限らないことを理解しておく必要があります。
【30系前期・後期】人気モデルの税額目安一覧
30系アルファード(2015年~2023年)は、現在でも非常に人気が高く、中古車市場でも活発に取引されています。この世代から、ハイブリッドモデルが主力となり、税金面でも優遇措置が受けられるようになりました。
30系アルファードにかかる税金の目安
区分 | 2.5Lガソリン車 | 3.5Lガソリン車 | 2.5Lハイブリッド車 |
自動車税(年額) | 43,500円 | 57,000円 | 43,500円 |
自動車重量税(2年) | 32,800円 | 41,000円 | 0円 |
自動車重量税(初回車検) | 32,800円 | 41,000円 | 0円 |
環境性能割 | 取得価額の3% | 取得価額の3% | 非課税 |
※自動車重量税は、車両重量2.0t以下のモデルの場合。3.5Lは2.0t超となるため税額が高くなります。 ※ハイブリッド車は、エコカー減税により重量税と環境性能割が非課税となるケースが多いです。
30系モデルは、ガソリン車とハイブリッド車で税金に大きな差が出ます。特に、ハイブリッド車は重量税が免除されるため、新車購入から5年間の維持費を大きく抑えることができます。購入時に環境性能割が非課税になる点も大きなメリットです。
もし、中古で30系アルファードを購入する場合でも、登録から13年未満であれば増額される心配はありません。しかし、ハイブリッド車は人気の高さから中古車価格も高めになる傾向があります。
【40系最新モデル】環境性能割の優遇はある?
最新の40系アルファード(2023年~)は、ハイブリッドモデルとガソリンモデルの両方がラインナップされています。最新モデルは、燃費性能がさらに向上しており、税金面でも最大限の優遇措置が受けられます。
40系アルファードにかかる税金の目安
区分 | 2.5Lガソリン車 | 2.5Lハイブリッド車 |
自動車税(年額) | 43,500円 | 43,500円 |
自動車重量税(2年) | 41,000円 | 0円 |
自動車重量税(初回車検) | 41,000円 | 0円 |
環境性能割 | 取得価額の2% | 非課税 |
※車両重量2.0t超となるため、重量税は32,800円ではなく41,000円となります。 ※ハイブリッド車は、エコカー減税により重量税と環境性能割が非課税となります。
最新モデルでは、ハイブリッド車の重量税と環境性能割が非課税となるため、購入時の初期費用と、車検時の費用を大きく抑えることができます。
ガソリン車も、30系モデルに比べて燃費性能が向上しており、環境性能割の税率が低くなっていますが、ハイブリッド車ほどの恩恵はありません。長期的な維持費を考慮すると、最新のハイブリッドモデルは、税金面でも非常に有利な選択肢と言えるでしょう。
排気量2.5Lと3.5Lで年間いくら差が出る?
アルファードの購入を検討する際、2.5Lと3.5L、どちらの排気量にするか悩む方も多いでしょう。車両価格だけでなく、維持費にも大きな違いが出ます。ここでは、両者の年間維持費(税金のみ)の差を見ていきましょう。
自動車税の差額
- 2.5L:43,500円
- 3.5L:57,000円
- 年間差額:13,500円
重量税の差額 30系モデルの場合、3.5Lは車両重量が2.0tを超えるモデルが多いため、2.5Lよりも重量税が高くなります。
- 2.5L(2.0t以下):32,800円(2年間)
- 3.5L(2.0t超):41,000円(2年間)
- 2年間差額:8,200円
自動車税と重量税を合計すると、2.5Lと3.5Lでは、年間で13,500円、2年間で21,700円の差が生じます。この差額は、ガソリン代や保険料など、他の維持費にも影響してきます。
維持費の比較表
項目 | 2.5Lモデル | 3.5Lモデル | 差額(年間) |
自動車税 | 43,500円 | 57,000円 | 13,500円 |
ガソリン代 | 〇〇円 | 〇〇円 | 〇〇円 |
任意保険料 | 〇〇円 | 〇〇円 | 〇〇円 |
※ガソリン代や保険料は、走行距離や保険会社によって大きく変動するため、具体的な金額は記載しません。
このように、排気量が大きい3.5Lモデルは、税金だけでも年間1万円以上の差が生じます。ランニングコストを抑えたいのであれば、2.5Lモデルやハイブリッドモデルを選ぶのが賢明です。
車検時にかかる諸費用と税金の内訳も解説
車検は、車を安全に乗り続けるために欠かせないものです。車検時には、税金以外にも様々な費用がかかります。ここでは、車検時にかかる費用と、その内訳を詳しく見ていきましょう。
車検費用にかかる主な項目
- 法定費用
法律で定められた費用で、どこで車検を受けても金額は変わりません。- 自動車重量税
車両の重さに応じて支払う税金。 - 自賠責保険料
すべての車が加入を義務付けられている強制保険。 - 印紙代
車検手続きに必要な手数料。
- 自動車重量税
- 車検基本料金
業者に車検を依頼する際に支払う費用で、点検や検査にかかる工賃など。業者によって金額は異なります。 - 部品交換費用
車検時に、消耗品の交換や修理が必要になった場合に発生する費用。
車検時の税金負担(2年車検の場合)
- アルファード 2.5Lガソリン車:
- 自動車重量税: 32,800円
- 自賠責保険料: 19,730円(24カ月分)
- アルファード 3.5Lガソリン車:
- 自動車重量税: 41,000円
- 自賠責保険料: 19,730円(24カ月分)
- アルファード 2.5Lハイブリッド車:
- 自動車重量税: 0円(エコカー減税)
- 自賠責保険料: 19,730円(24カ月分)
車検時には、この他に車検基本料金や、必要に応じた部品交換費用が加わります。ハイブリッド車は、重量税が免除されるため、車検時の費用を大きく抑えることができます。
実際のオーナーが感じる「維持費の現実」とは?
アルファードの維持費は、税金だけでなく、ガソリン代、駐車場代、任意保険料、車検代など、様々な費用がかかります。ここでは、実際のオーナーが感じる「維持費の現実」をいくつか紹介します。
ガソリン代が意外とかかる
アルファードは車重が重く、排気量も大きいため、燃費はそれほど良くありません。特に、市街地での走行が多い場合や、アクセルを頻繁に踏む走り方をする場合は、ガソリン代が思った以上にかかることがあります。
ハイブリッドモデルであれば、燃費は向上しますが、それでもコンパクトカーと比べると大きな差があります。
任意保険料が高い
車両価格が高いアルファードは、万が一の事故の際、修理費用が高額になるケースが多いため、任意保険料も高くなる傾向があります。特に、車両保険を付ける場合は、月々の負担が大きくなります。
タイヤ交換費用が高額
アルファードは、大径のタイヤを装着しているため、タイヤ交換費用も高額になりがちです。スタッドレスタイヤも同様で、サイズによっては1本数万円することもあります。
駐車場代も馬鹿にならない
自宅に駐車場がない場合、月極駐車場を借りる必要があります。アルファードは車体が大きいため、停められる駐車スペースが限られたり、場所によっては料金が高めに設定されていたりすることがあります。
これらの維持費を考慮すると、税金だけでなく、年間トータルでいくらかかるかを把握しておくことが大切です。
アルファード 税金 いくらかかる?一覧で分かる早見表【まとめ】
ここまで、アルファードにかかる税金について詳しく解説してきました。最後に、ここまでの内容を簡単に振り返り、税金の早見表としてまとめます。
- 自動車税の基本
アルファードの自動車税は、排気量2.5Lで43,500円、3.5Lで57,000円が目安です。 登録から13年を超えると、約15%増額されます。 - 重量税の基本
新車購入時と車検時にまとめて支払う税金で、車両の重さで決まります。 最新のハイブリッドモデルは、エコカー減税で非課税となるケースが多いです。 - 環境性能割の基本
車の取得時に一度だけかかる税金で、燃費性能に応じて課税されます。 ハイブリッドモデルは、この税金が非課税になることが大きなメリットです。 - ガソリン車とハイブリッド車の税金比較
自動車税は同じですが、重量税と環境性能割で大きな差が出ます。 特に、ハイブリッドモデルは税金面で大幅に優遇されます。 - 古いモデルと新しいモデルの税金比較 古いモデルは、年式によっては税金が重課されるため、購入価格が安くても維持費が高くなる可能性があります。
- 2.5Lと3.5Lの税金比較
自動車税だけでも年間1万円以上の差が生じます。 - 車検時の費用
税金(重量税)以外に、自賠責保険料や車検基本料金、部品交換費用がかかります。 - 維持費の現実
税金だけでなく、ガソリン代や任意保険料、駐車場代なども考慮に入れる必要があります。 - 賢い車選びのポイント
購入価格だけでなく、税金や維持費も含めたトータルコストで判断することが重要です。
まとめ
アルファードの税金は、モデルや年式によって大きく異なります。 特に、最新のハイブリッドモデルは税制優遇が大きく、長期的な維持費を抑えたい方におすすめです。 中古車を検討する際は、年式と排気量、そしてハイブリッドかどうかをしっかり確認しましょう。
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