アルファード どこで買うのが安い?新車・中古別の最安ルートを徹底比較

アルファード

高級ミニバンの代名詞として絶大な人気を誇るトヨタ・アルファード。その堂々たる存在感と快適な乗り心地は多くの人を魅了しますが、「価格が高い」というイメージから購入をためらっている方も少なくないでしょう。

しかし、購入方法やタイミングを工夫すれば、新車でも中古でも、賢くお得にアルファードを手に入れることは十分に可能です。この記事では、自動車業界のプロライターである私が、新車・中古それぞれの最安ルートと、購入時に役立つ具体的な値引き交渉術や注意点を徹底的に比較・解説します。


【この記事で分かること】

  • 新車アルファードを安く買うための効果的な値引き交渉術
  • 中古アルファードの賢い探し方と注意すべきポイント
  • ディーラー、中古車販売店、オークション代行など、購入先ごとのメリット・デメリット
  • 未使用車や修復歴あり車など、お得な選択肢の真実

新車アルファードを安く買うための購入先とコツ

憧れのアルファードを新車で購入する場合、車両本体価格の高さから、いかに安く手に入れるかが大きな課題となります。しかし、ただ単に「値引きしてください」とお願いするだけでは、期待するような大幅な割引は引き出せません。

新車購入には、購入先選びから値引き交渉のテクニック、購入する時期に至るまで、さまざまな「コツ」が存在します。これらのポイントを押さえることで、実質的な購入費用を大きく抑えることが可能になります。


ディーラーで安く買うための値引き交渉術

新車アルファードを購入する際のメインの窓口となるのが、やはりトヨタの正規ディーラーです。ディーラーでの値引き交渉は、単に「いくらまで安くなりますか?」と聞くだけでは成功しません。相手の心理を読み解き、戦略的に交渉を進めることが重要になります。

まず、交渉を始める前に、必ずアルファードの現在の車両本体価格とメーカーオプション、ディーラーオプションの相場をリサーチしておきましょう。これにより、提示された見積もりが適正かどうかの判断基準を持つことができます。

次に、複数のディーラーを訪問し、相見積もりを取ることが必須です。トヨタディーラーは、資本系列が異なる複数の販売会社が存在するため、隣接する市町村でも経営母体が違うことがよくあります。これらのディーラー同士を競合させることで、より高い値引き額を引き出しやすくなります。

例えば、「A店の担当者はこの金額まで下げてくれたのですが、B店さんではこれより頑張っていただけますか?」といった形で交渉を進めると効果的です。



また、担当営業マンとの関係性も重要です。横柄な態度ではなく、あくまで「この人から買いたい」という気持ちを伝えることで、担当者も気持ちよく交渉に応じてくれる可能性が高まります。交渉の際には、オプションから値引きを狙うのも一つの手です。

車両本体価格からの値引きには限界がありますが、ディーラーオプションは比較的値引き幅が大きい傾向にあります。フロアマットやサイドバイザーなど、必要最低限のオプションは、値引き交渉の材料として活用しましょう。

地方ディーラーと都市部ディーラーの価格差を狙う方法

意外と知られていませんが、新車アルファードの購入価格には、ディーラーが所在する地域によって差が生じることがあります。一般的に、人口が多く競合店がひしめく都市部のディーラーは、顧客獲得のために積極的な値引きを行う傾向にあります。

一方で、地方のディーラーは、地域密着型で顧客との関係性を重視するため、値引き額は控えめなことが多いです。

しかし、この価格差を逆手にとって、お得にアルファードを手に入れる方法があります。それは、まず比較的値引きに積極的な都市部のディーラーで相見積もりを取り、その見積もりを地方のディーラーに持ち込むという戦略です。

地方のディーラーも、他店との競合に負けないよう、都市部のディーラーと同等、もしくはそれ以上の条件を提示してくれる可能性があります。

ただし、注意点として、契約後のメンテナンスや車検などを考えると、自宅からあまりにも遠いディーラーで購入するのは避けたほうが無難です。購入後のアフターサービスは、購入したディーラーの店舗で受けるのが一般的であり、遠方だと何かと不便が生じます。

この方法を試す際は、隣接する都道府県の都市部など、無理のない範囲のディーラーを対象にすることが賢明です。インターネットで複数のディーラーの評判を調べ、信頼できる店舗を見つけることも大切です。

未使用車(新古車)というお得な選択肢

新車アルファードを安く手に入れたいけれど、大幅な値引きは難しい…。そうお考えの方には、未使用車(新古車)という選択肢があります。未使用車とは、登録だけ済ませており、まだ誰も使用していない車のことです。

自動車メーカーやディーラーが、販売目標達成のために一時的に自社名義で登録することがあります。このため、法律上は「中古車」として扱われますが、実質的には新車と全く同じ状態です。

未使用車の最大のメリットは、新車同然の状態でありながら、新車よりも安く購入できる点です。車両本体価格はもちろんのこと、自動車取得税や自動車重量税もすでに支払われているため、購入時にかかる諸費用も抑えられます。

また、すでに現物が存在するため、納車までの期間が短いという利点もあります。新車の場合、人気の車種だと数ヶ月待ちになることも珍しくありませんが、未使用車ならすぐに乗り始めることができます。

ただし、未使用車にはいくつかのデメリットも存在します。まず、ボディカラーやグレード、オプションなどがすでに決まっているため、自分の希望にぴったりの一台を見つけるのが難しい場合があります。

また、保証期間は初度登録日からスタートするため、購入した時点で保証期間が少し短くなっていることにも注意が必要です。未使用車は、中古車販売店やディーラーの中古車部門で扱われていることが多いので、新車ディーラーの在庫だけでなく、中古車の検索サイトなどもこまめにチェックしてみましょう。

メーカーオプションの付け方で総額を下げる裏ワザ

新車アルファードの購入総額を左右する大きな要素の一つが、メーカーオプションです。メーカーオプションは、車両の製造段階でしか装着できない装備であり、購入後の追加はできません。しかし、このオプションの選び方を工夫することで、実質的な総額を抑えることができます。

最も重要なポイントは、本当に必要なオプションだけを厳選することです。アルファードには、非常に魅力的なオプションが多数用意されていますが、あれもこれもと欲張ってしまうと、あっという間に価格が跳ね上がってしまいます。

例えば、サンルーフや電動スライドドアなど、高価なオプションは本当に自分にとって必要かどうかをじっくり考えましょう。

逆に、将来的な売却を視野に入れるのであれば、人気のあるオプションは積極的に検討する価値があります。アルファードの場合、ツインムーンルーフデジタルインナーミラーJBLプレミアムサウンドシステムなどは、リセールバリューを高める要素となります。

これらのオプションは、売却時に高価査定につながることが多いため、結果的に実質負担額を抑えることにつながります。

また、メーカーオプションではなく、ディーラーオプションで済むものは、ディーラーオプションとして後から追加するのも一つの手です。ディーラーオプションは、値引き交渉の材料として活用しやすいからです。



例えば、ナビゲーションシステムはメーカーオプションとディーラーオプションの両方が選べることがありますが、ディーラーオプションを選び、車両本体の値引き交渉とは別に、ナビの値引きを交渉してみましょう。

決算期・モデルチェンジ前のタイミングで買うメリット

自動車を安く買うための鉄則として、購入時期を意識することは非常に重要です。特に新車アルファードの場合、このタイミングを狙うことで、通常期よりも大幅な値引きを引き出せる可能性が高まります。

まず、一つ目の大きな狙い目が決算期です。日本の自動車メーカーは、多くの企業と同様に3月が決算期、中間決算が9月となります。この時期は、ディーラーが販売目標を達成するために、通常期よりも積極的な値引きやキャンペーンを行う傾向にあります。

特に決算期末の3月は、営業マンも成績を上げるために必死になるため、粘り強く交渉すれば、思わぬ好条件を引き出せるかもしれません。

二つ目の狙い目は、モデルチェンジ前の時期です。アルファードは非常に人気のある車種であるため、新型モデルが発表されると、旧型モデルの在庫を一掃するために、大幅な値引きが行われることがあります。

ただし、この場合、新型アルファードには搭載されていない最新の安全装備や機能が、旧型にはない可能性があるため、その点は注意が必要です。さらに、旧型モデルのデザインや機能に満足しているのであれば、このタイミングは非常に魅力的です。

どちらのタイミングを狙うにしても、重要なのは、事前に情報収集を怠らないことです。トヨタの公式サイトや自動車関連のニュースサイトなどをこまめにチェックし、決算期のキャンペーン情報や、モデルチェンジの噂などを把握しておくことが、賢い購入に繋がります。

競合車種を引き合いに出す値引き戦略

新車アルファードを安く手に入れるための効果的な値引き交渉術の一つに、競合車種を引き合いに出すという戦略があります。これは、トヨタの営業マンに対して、「アルファードだけでなく、他社のライバル車種も検討している」という姿勢を見せることで、値引きを促す交渉方法です。

アルファードの直接的なライバル車種としては、日産のエルグランドや、ホンダのオデッセイ(※現在は日本市場での販売終了。中古車としての比較は可能)などが挙げられます。

これらの車種も、アルファードと同様に高級ミニバンのセグメントに属しており、内装の質感や走行性能、装備面でアルファードと競合する部分が多々あります。

交渉の際に、

「実は日産のエルグランドも検討していて、あちらはこのような条件を提示してもらえました。アルファードも魅力的なのですが、価格で迷っています。」

といったように、具体的な競合車種の名前と、他店での見積もり内容を伝えることで、営業マンは「このお客様を逃がしたくない」という心理になり、さらなる値引きを引き出してくれる可能性が高まります。

ただし、この戦略を使う際には、注意点があります。あくまで「比較検討している」という姿勢を崩さず、決して「エルグランドのほうが良い」というような否定的な言葉は使わないようにしましょう。

あくまで、アルファードへの購入意欲があることを示しつつ、価格面で迷っていることを伝えるのがポイントです。また、事前に競合車種の見積もりを実際に取っておくと、より説得力が増します。


下取り車を高く売って実質負担を下げる方法

新車アルファードを購入する際、現在乗っている車を下取りに出す方は多いでしょう。この下取り車をいかに高く売るかが、新車購入における実質的な負担額を大きく左右します。ディーラーに言われるがままに下取りに出してしまうと、相場よりもかなり安い価格で手放してしまう可能性があります。

ディーラーの下取り価格は、新車購入時の値引きと合わせて提示されることが多く、「下取り価格を高くする代わりに新車の値引きを少なくする」といった調整がされていることが少なくありません。そのため、ディーラーの提示額だけを鵜呑みにせず、買取専門店にも査定を依頼することが非常に重要です。

買取専門店は、中古車市場での流通価格を常に把握しており、ディーラーよりも高価な査定額を提示してくれることが多々あります。複数の買取専門店に査定を依頼し、最も高い査定額を提示してくれた業者に売却するのが賢い方法です。

買取業者とディーラー、それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
ディーラー下取り1. 手続きが簡単で手間がかからない
2. 新車購入と同時に手続きが完了する
3. 下取り額を新車価格から差し引くことができる
1. 買取専門店よりも査定額が低くなる可能性がある
2. 新車の値引き額と調整される可能性がある
3. 競合がないため、交渉の余地が少ない
買取専門店1. 複数の業者を比較することで最高額で売却できる
2. 新車購入とは切り離して交渉できるため、純粋な買取価格で判断できる
3. 出張査定などサービスが充実していることが多い
1. 新車購入とは別に手続きが必要になる
2. 業者によっては契約後のキャンセルが難しい場合がある
3. 悪質な業者に当たるリスクがゼロではない

このように、手間はかかりますが、買取専門店を活用することで、ディーラーの下取り額を大きく上回る金額で車を売却できる可能性が高まります。その差額が、新車アルファードの実質的な購入費用を大きく引き下げてくれるのです。


中古アルファードを安く買うためのルートと注意点

新車には手が届かない、もしくは少しでも費用を抑えたいという方にとって、中古のアルファードは非常に魅力的な選択肢です。しかし、中古車には個体差があるため、闇雲に探すだけでは、後で後悔するような「ハズレ」を引いてしまうリスクもあります。



ここでは、中古アルファードを安く、そして安心して手に入れるための具体的なルートと、その際に注意すべきポイントを解説します。


【以下で分かること】

  • 中古車販売店、ディーラー認定中古車、オークション代行など、購入先ごとの特徴
  • 年式や走行距離による価格相場の違いと、賢い狙い目
  • 修復歴あり車や個人売買のメリット・デメリットとリスク管理
  • ネット検索サイトを活用した効率的な探し方

中古車販売店とディーラー認定中古車の違い

中古アルファードを購入する際、まず頭に浮かぶのが「中古車販売店」と「ディーラー認定中古車」のどちらで購入するかという選択肢でしょう。両者には、価格や品質、保証内容など、様々な違いがあります。

まず、中古車販売店は、多種多様なメーカーの車を扱っていることが多く、価格帯も幅広く設定されています。その最大のメリットは、価格の安さです。ディーラー認定中古車と比べて、同じ年式や走行距離の車でも、数十万円安く手に入れられることがあります。

また、在庫が豊富なので、自分の希望するグレードやカラー、オプションなどが付いた車を見つけやすいという利点もあります。しかし、販売店によって品質の基準がまちまちであり、中には整備が不十分な車や、過去の履歴が不明瞭な車を扱っている業者も存在します。保証内容も販売店ごとに異なるため、購入前にしっかりと確認することが不可欠です。

一方、ディーラー認定中古車は、トヨタの正規ディーラーが下取りなどで買い取った車を、メーカー独自の厳しい基準で点検・整備し、販売する中古車です。最大のメリットは、品質の高さと安心感です。専門のメカニックが徹底的に点検・整備を行うため、車の状態は非常に良好です。

また、ディーラー独自の充実した保証が付いていることが多く、万が一の故障時にも安心して修理を受けることができます。ただし、その分、中古車販売店に比べて価格は高めです。また、在庫台数も中古車販売店ほど多くないため、希望の車が見つかるまでに時間がかかる場合があります。

どちらを選ぶかは、価格を重視するか、安心感を重視するかによって変わってきます。安さを最優先したいなら中古車販売店を、多少高くても安心できる車を選びたいならディーラー認定中古車を選ぶのが良いでしょう。

オークション代行でアルファードを格安入手する方法

中古アルファードを最も安く手に入れる可能性が高いのが、オークション代行を利用する方法です。中古車オークションは、中古車販売のプロが仕入れに利用する場所であり、通常は一般の個人は参加できません。しかし、オークション代行業者に依頼すれば、プロの目で車を選んでもらい、オークションで落札してもらうことが可能です。

オークション代行の最大のメリットは、中間マージンを最小限に抑えられることです。通常、中古車販売店は、オークションで車を仕入れてから、展示費用や人件費、利益などを上乗せして販売します。

しかし、オークション代行では、落札価格に代行手数料(数万円〜数十万円)と諸費用を上乗せするだけなので、トータルの購入費用を大幅に抑えることができます。

また、出品されている車の数が非常に多いため、自分の希望する条件に合う一台が見つかりやすいという利点もあります。走行距離の少ない高年式車から、価格を抑えた過走行車まで、幅広い選択肢の中から選ぶことができます。

ただし、オークション代行にはいくつかのデメリットも存在します。まず、実車を自分の目で確認できないことです。車の状態は、出品票に記載された情報(修復歴の有無、内装の状態、キズの程度など)と、写真でしか判断できません。信頼できる代行業者を選ぶことが非常に重要です。

また、オークションは「一発勝負」のため、落札できなかった場合は再度探す必要があります。さらに、保証内容は業者によって大きく異なるため、保証内容についても事前にしっかりと確認しておくべきです。

オークション代行を利用する際は、代行業者の実績や評判を十分に調べ、信頼できる業者を選ぶことが成功の鍵となります。

ネット中古車検索サイトで掘り出し物を見つけるコツ

現代の中古車探しにおいて、インターネットの中古車検索サイトは欠かせないツールです。カーセンサーやグーネットなどのサイトを活用すれば、日本全国のアルファードの在庫情報を自宅にいながらにしてチェックできます。しかし、ただ漠然と検索するだけでは、本当に良い「掘り出し物」を見つけることはできません。

まず、検索条件を細かく設定することが重要です。年式や走行距離はもちろんのこと、グレード、ボディカラー、装備オプション(サンルーフ、電動シート、両側パワースライドドアなど)まで絞り込むことで、自分の希望にぴったりの車を探しやすくなります。

次に、検索サイトの新着情報をこまめにチェックすることが大切です。特に人気のアルファードは、良い条件の車はすぐに売れてしまいます。新着の通知設定をしておけば、新しい物件が出た際にすぐに情報をキャッチでき、他の人よりも早く問い合わせることができます。

また、複数のサイトを横断的にチェックすることも重要です。サイトによって掲載されている販売店や在庫が異なるため、一つのサイトだけでは見逃してしまう掘り出し物があるかもしれません。

最後に、気になる車が見つかったら、問い合わせの際に詳細な情報を確認することです。掲載されている写真だけでは分からない、キズやへこみの有無、過去の整備履歴、修復歴の有無、保証内容などを具体的に質問しましょう。



また、販売店の評判も口コミサイトなどで事前に調べておくと、安心して取引を進めることができます。

年式・走行距離別の価格相場と狙い目

中古アルファードの価格は、年式と走行距離に大きく左右されます。この相場を把握しておくことで、提示された価格が適正かどうかを判断し、賢い中古車選びが可能になります。

一般的な傾向として、高年式・低走行距離の車は、当然ながら価格が高くなります。最新の安全装備や燃費性能を求めるなら、高年式車がおすすめです。価格帯は幅が広いため、予算に合わせてグレードやオプションなどを検討することが重要です。

一方、低年式・過走行の車は、価格が大幅に下がります。走行距離が10万kmを超えたアルファードは、価格がぐっと下がるため、とにかく安くアルファードを手に入れたい方にとっては狙い目です。ただし、過走行車は消耗品の交換が必要になる可能性が高いため、購入後の維持費を考慮する必要があります。

年式走行距離の目安価格帯(例)特徴と狙い目
現行〜5年落ち〜5万km500万円〜最新モデルに近い装備と状態の良さが魅力。価格は高いが、リセールバリューも期待できる。
5年〜10年落ち5万km〜10万km250万円〜500万円選択肢が最も多く、価格と状態のバランスが良い。中古車市場の主流であり、掘り出し物も多い。
10年以上落ち10万km〜〜250万円価格重視の方に最適。過走行車が中心となるが、整備記録がしっかりしている個体を選べば安心。

あくまでこれは目安であり、グレードや装備、車の状態によって価格は大きく変動します。この表を参考に、自分の予算と希望に合った年式・走行距離の範囲を定め、その範囲内で探すのが効率的です。

また、定期的にオイル交換などのメンテナンスがきちんと行われていた車は、走行距離が多くても状態が良い場合がありますので、整備記録簿の有無も確認しましょう。

修復歴あり車を選ぶときの注意点

中古アルファードの価格を大幅に下げてくれる要素の一つに、「修復歴」があります。修復歴とは、車の骨格部分(フレーム)に、事故などによる損傷があり、それを修理した履歴のことです。修復歴あり車は、同じ年式や走行距離の車と比べて数十万円から100万円以上も安く販売されていることがあります。

しかし、安易に修復歴あり車に飛びつくのは危険です。修復歴の内容によっては、走行安定性や安全性に問題がある場合があります。例えば、車の骨格に歪みが残っていたり、修理が不十分で後から不具合が発生したりするリスクがゼロではありません。

それでも、どうしても価格を抑えたい、修復歴あり車を検討したいという方は、以下の点を徹底的に確認しましょう。

修復歴の内容を具体的に確認する
修復歴といっても、その内容は様々です。どの部分を、どのような方法で修理したのかを販売店に詳しく聞きましょう。可能であれば、修理箇所の写真や修理明細を見せてもらうのがベストです。

信頼できる販売店を選ぶ
修復歴あり車は、特に販売店の信頼性が重要になります。過去の実績や評判を調べ、購入後の保証やアフターサービスがしっかりしているかを確認しましょう。大手の中古車販売店や、ディーラー系列の販売店を選ぶと比較的安心です。

購入後の保証内容を確認する
修復歴あり車は、購入後の保証が手薄な場合があります。万が一の故障に備え、保証の有無や、保証される範囲、期間などを事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

必ず試乗する
可能であれば、購入前に必ず試乗し、走行中に異音がないか、まっすぐ走るか、ハンドルのブレはないかなどを自分の五感で確認しましょう。

これらの注意点を押さえることで、修復歴あり車でも、リスクを最小限に抑えてお得に手に入れることは可能です。しかし、少しでも不安を感じたら、無理に購入せず、修復歴なしの車を探すのが賢明です。

個人売買(メルカリ・ヤフオク)で安く買う際のリスク管理

メルカリやヤフオクなどのフリマサイトやオークションサイトを利用した個人売買も、中古アルファードを安く手に入れる一つのルートです。販売店を介さないため、中間マージンが一切かからず、車両価格を大幅に抑えることができます。

特に、相場よりかなり安い価格で出品されていることもあり、掘り出し物が見つかる可能性があります。ただし、個人売買には、非常に高いリスクが伴うので注意も必要です。

まず、車の状態を正確に把握できないという問題があります。出品者の説明や写真だけで判断するしかなく、車のプロではない出品者が、不具合を見落としていたり、意図的に隠していたりする可能性も否定できません。現車確認ができない場合、購入後に思わぬ不具合が発覚するリスクが非常に高くなります。

次に、名義変更や手続きが複雑という問題です。車の名義変更は、書類を準備して陸運局で行う必要があります。これらの手続きをすべて自分で行うか、代行業者に依頼する必要があります。慣れていないと、書類の不備などで手続きが遅れる可能性もあります。

最後に、購入後の保証が一切ないことです。販売店で購入した場合は、通常、ある程度の期間や走行距離の保証が付いていますが、個人売買では、購入後に不具合が発生しても、すべて自己負担で修理しなければなりません。

個人売買でアルファードを検討する場合は、以下の点を徹底的に確認し、リスクを管理しましょう。



個人売買の注意点

必ず現車確認を行う
出品者と連絡を取り、必ず実車を見に行きましょう。できれば、自動車に詳しい知人やプロに同行してもらうのがベストです。

整備記録簿や修復歴の有無を細かく確認する
過去の整備記録や、修復歴の有無を具体的に質問し、書類として確認させてもらいましょう。

契約書を交わす
売買が成立したら、必ず車の状態や取引内容を明記した契約書を交わし、トラブルを未然に防ぎましょう。

個人売買は、自動車に詳しい方や、自分でリスクを管理できる方にのみおすすめできる方法です。少しでも不安を感じる場合は、販売店やディーラーで購入するのが賢明です。


アルファード どこで買うのが安いか総合判断【まとめ】

アルファードを安く手に入れるための方法は、新車、中古ともに様々なルートが存在します。どの方法が自分にとって最適かは、あなたの予算、希望、そして何を重視するかによって変わってきます。

新車アルファードを安く買うには

  • 決算期モデルチェンジ前の時期を狙ってディーラーを訪問する
  • 複数のディーラーを競合させ、粘り強く値引き交渉を行う
  • 下取り車はディーラーだけでなく買取専門店にも査定を依頼する
  • 未使用車(新古車)という選択肢も視野に入れる

中古アルファードを安く買うには

  • 中古車販売店の豊富な在庫から価格重視で探す
  • オークション代行を利用して、中間マージンを抑える
  • ネット検索サイトの新着情報をこまめにチェックし、掘り出し物を探す
  • 修復歴あり車は、リスクを理解した上で慎重に検討する

【まとめ】 アルファードを安く買うためのポイントは、情報収集と行動力にかかっています。

  • 購入先の比較
    新車であれば複数のディーラー、中古であればディーラー認定中古車、中古車販売店、オークション代行を比較検討しましょう。
  • 時期を見極める
    新車なら決算期やモデルチェンジ前、中古なら在庫が豊富になる時期などを狙いましょう。
  • 相場を知る
    事前にネットなどで相場をリサーチし、提示された価格が適正かどうかを判断する基準を持ちましょう。
  • 交渉力を磨く
    新車購入では、競合車種を引き合いに出したり、オプションからの値引きを狙ったりする交渉術が有効です。
  • 下取り車を高く売る
    ディーラー下取りと買取専門店の査定額を比較し、より高く売却して実質負担額を下げましょう。
  • 中古車の状態を徹底確認
    修復歴や整備記録簿の有無、試乗などを通じて、車の状態を自分の目でしっかりと確認しましょう。
  • 保証内容を重視する
    新車、中古車ともに、購入後の保証内容を必ず確認し、万が一の故障に備えましょう。
  • 個人売買のリスクを理解する
    個人売買は安く買える可能性がありますが、リスクが大きいため、十分な知識と覚悟が必要です。
  • 本当に必要な装備を厳選
    新車購入時は、本当に必要なオプションだけを選び、総額を抑えましょう。
  • 信頼できる店舗・業者を選ぶ
    車の購入は大きな買い物です。最終的には、信頼できる営業マンや業者から買うことが、後悔しないための最も重要なポイントです。

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